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静岡・富士市にある古着店「花子の家」。外観はここなの?と思ってしまうような普通の家で、迎えてくれるのは陽気なお母さん。そんな店に世界に一つしかない一点ものの着物アロハがあります。
いつも通る表通りから1本裏へ入れば、そこはまるで別世界。静岡県民必見の裏スポットを巡る「しずおか裏表さんぽ」。今回は、富士市役所やロゼシアター前を東西に約2.3km横断する青葉通りをお散歩します。
まずは主力商品をチェック
向かったのは、表通りから1本裏へ入った場所にある超個性派の古着店「温故知新・花子の家」。
40年程前にこの地にオープンした古着のお店です。
早速店内へ入ってみると、隙間がないほど古着が積まれていました。ジーンズは200本以上あるそうです。
花子の家・富士陽子さん:
リーバース501が一番みなさん欲しがります。LeeとかEDWINも置いています
花子の家の富士陽子さんによると、1980年代のデニムが多いそうです。
近くにあったジーンズの値段を聞いてみると4900円。もっと何万円もするのかと思ったら「そんな高くは売れないですよ」と富士さんは笑います。
花子の家は主力商品のジーンズをはじめ、お値打ち価格の商品がズラリ。
Tシャツやパンツはほとんどが30%から60%オフです。
ブリキのおもちゃや塗り絵など昭和レトロなアイテムも並び、気分はまるで宝さがしです。
世界に一つの着物アロハ
その店内で一際目に留まるのが、着物アロハシャツです。
花子の家・富士さん:
メンズの洋服屋ですがら、デニムに合わせてアロハを着物で作ったらどうかという発想で着物を仕入れたんです
世界で1枚だけの着物アロハシャツ。昭和や、なかには大正時代の着物もあり、リメイクしてジーンズにも合うようにと考えられたものです。
これまでに800枚ぐらい作っているそうで、着物のどの柄をシャツのどの位置に持ってこようかと考えるのがセンスのみせどころ。富士さんは「同じものは作りません」と胸をはります。
店内にある着物以外にも、自分で持ち込んだ着物でも対応可能。1枚1万3800円からです。
オーダーメイドで作る着物アロハなんて粋ですね。
「顔だけ、じゃなく買って!」
花子の家・富士さん:
50年ほど買いに来てくれる人や、親子3代で来てくれる家もいます。古いお客さんはありがたいですね
と富士さんは話ながら、「元気?」と顔だけ見に来る人がいるそうで、そういう方はぜひ「買っていって!」とのことでした。
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かっこいい着物アロハはもちろん、富士さんにも会いに行きたくなる。そんな個性的なお店でした。
■店名 温故知新・花子の家
■住所 静岡県富士市青島町207
■営業時間 10:00~20:00
■定休 木
■駐車場 2台まで
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